白蟻を防ぐ家、土台

良い土台は、シロアリの害を防ぎます。柱からの力を基礎に伝えます。

土台に使用する樹種

ひのき、べいひ、ひば、など、さまざまな樹種

土台に使用する樹種は、耐腐朽性、耐蟻性の高い木を選ぶ事が大事です。腐朽性、耐蟻性は、心材または、芯持材にあり、辺材には当てはまりません。辺材を使用する場合には、防腐・防蟻処理をする必要があります。 土台に一般的に使用される材料は、下記の樹種などです。

住宅は、耐震、防犯、健康、バリアフリーなど様々な面で安全安心であるべきです。それと共に、非常に高い耐久性が求められるべきです。なぜ「求められるべき」と書くかというと、安さ(容易な施工)を求めるあまり耐久性がないがしろにされているからです。
現在の木造住宅の平均寿命が26年だそうです。35年ローンだと払い終わるまでに建替 えないといけないというおかしな事になります。住宅の強度(耐震性)と耐久性に大きく関係するのが、骨格となる構造材です。仕上げ材は容易に改修できますが、構造材を改修するとなると大事で、場合によっては建て替えという事にもなりかねません。

土台に利用する木材は、国産?、輸入材?、無垢?、何が良いでしょうか?

土台は、地面に一番近く床下という環境なので、湿気による腐朽とシロアリの食害という危険に晒されます。腐朽に強くシロアリの食害を受けにくい樹は、ヒノキの仲間(ヒノキ、ヒバ等)とクリ材があります。中でも腐りにくい上に硬く強度的にもメリットの高いのがクリ材ですが、とても貴重でコスト面からも入手困難です。あと乾燥による収縮変形(アバレ)が大きく、取り扱いが難しいので職人さんの慣れが必要でしょう。

ヒバも腐り難くシロアリを寄せ付けませんが、生産量が少ないうえ青森が主な生産地で流通に限り がありますし高価なのでこれも採用は難しいでしょう。その中、桧は人工的な植林も進み生産量が多く入手が容易ですし、土台に使うなら節有り材で良い のでそう高いものにはなりません。といっても桧なら何でも良いと言うのではなく、腐り難くシロアリの食害に強いのは心材(赤身)と呼ばれる樹の中心付近の材に限られます。樹皮側の辺材(白太) と呼ばれる部分は、柔らかくシロアリの食害の危険性があります。
しかし、世間一般で多く利用されているのは大量に輸入されている安価な米栂ではないかと思います。非常に安価なのですが米栂は湿気に弱いため腐りやすくシロアリの食害を受けやすいとされ ています。それを補うために、薬剤注入が容易という特性を利用して防腐防虫加工を施してます。 米栂は、ヒノキなどと同じ針葉樹の一種です。他に構造材としては、間柱や筋交い、根太、垂木などに使われることが多い材です
シロアリの食害を防ぐには?

地盤面から基礎の高さを 40センチ以上(最近の公庫仕様。それまでは 30センチでした...)、軒をつくる、犬走りを打つ、防湿コン(あるいはベタ基礎)など、床下・土台への湿気対策の方が大切 だということです。シロアリ対策に完璧はないと思っていたほうがいいくらいです。 予防策として、どこまで頑張るか...。例えば、家族に喘息があったり、化学物質に過敏な方がいらっしゃるようでしたら、注意は必要でしょう。ただしその場合では、ヒノキなどでも樹種が持つヒノキチ オールに反応してしまう方もいるので注意です。
ちなみに、ヒノキの心持ち(年輪の心がある)材を使えば、防蟻処理不要のケースもあります。(この 場合柱などにも絡むので注意が要りますが。)それと、ヒノキに塗装が浸みにくいのは、まさに湿気 を受け付けない材であることの証明でもあります。油分が湿気及び食害から守ろうとしているわけです。
















